相続相談は誰にすればよいのか

人間、親もいれば兄弟姉妹もいて、人の繋がりの中で存在しています。不幸にも天涯孤独の身などという人以外、その繋がりは普遍のものとして存在しているでしょう。そして、普段意識することのない法やもろもろのものについて、ふと、意識せざるを得ない時が必ず誰しもにやってくるのです。その代表的なものが相続でしょう。しかし、相続というのは世間のいたるところでトラブルが起こっていることからも分かるように、素人には非常に難しい問題なのです。難しく、家族・親族間でのトラブルなどは避けたい方は専門家への相談をおすすめします。では、どの専門家へ相談するのがよいのでしょうか。

司法書士

司法書士は、相続にとって最も重要な不動産の名義変更ができる専門家なので、相続に関する相談をまず思い浮かべるのは多くの方が司法書士なのではないかと思います。
相続税の申告が必要なほどに相続の額が多くなかったり、相続を誰かと争っているというような場合でない限りは、司法書士が相続に関するほぼ全てのことを補うことができます。

税理士

相続税の申告は税理士にしかできない業務なので、相続の相談というと司法書士と同様に、税理士を思い浮かべる方は多いでしょうが、実際に相続税の申告をしなければいけないケースというのは、相続する額が3600万円以上の場合であるので、ほとんどの方が相続税の深刻を行う必要がないのです。27年度現在において、相続案件の内の6%~8%程度の方しか、相続税の申告は必要がないといわれています。もし自分の相続が申告が必要なものか分からないのであれば、総額がいくらになるのかを調べるべきですね。

弁護士

相続と誰かと争うとなると、弁護士に依頼するしかありません。が、費用は高くつきますし、できることなら争うことなくスムーズに相続をしたいものです。それに、法定相続分という法律にあてはめた相続を行うだけですので、それじゃあ最初から法にのっとって相続すればいいじゃないかという話になります。

自分の相続がどんなものなのか知る

専門家といってもひと口にいっても、専門はそれぞれに異なります。まずは、自分の相続がどのようなものなのか分からなければ、誰に相談していいかすら分かりませんよね。ですからまずは自分の相続状況をきちんと確認するようにしましょう。